石井通明(富士屋通商株式会社 代表取締役)

AI社員と、
会社を回す。

コードを書けない経営者が、AI社員を育てて事業を回す実録。うまくいったことも、事故も、そのまま書きます。

実録12AI社員を作る価値6道具の使い分け8AI顧問0
道具の使い分け

AIにためた知識が、どこに何があるか分からなくなった。辞書のように引ける形に並べ直した

AI社員に学ばせた知識は、ためるほど探せなくなった。そこで、テーマごとに辞書のように並べ直し、ノイズを外し、毎週AIに説明文を書き足させることにした。370の候補から、使える知識は130だった話。

AI社員を作る価値

エラーで止まったまま、私の返事を待たない。AI社員に「自分で立て直す範囲」を渡した

AIに仕事を任せると、エラーが出た瞬間にそこで止まり、私の指示をじっと待っていることがあった。止まっている時間がいちばんもったいない。やり直せば済むものは自分で直して続け、止めるのは本当に困ったときだけ、という線を引いた話。

実録

「まだ?」を聞き続けるAIが、20日間パソコンを焼いていた。待ち方にも設計がいる

AIが「終わった?」を休まず確かめ続ける待ち方をしていた。親の作業が終わっても、その確認だけが裏で20日間残り、パソコンの力を半分食い続けた。待つときは「間を空ける」「打ち切りを決める」「知らせを待つ」に変えた話。

AI社員を作る価値

同じことを3回頼んだら、4回目は頼まない。AI社員の仕事を「型」にする決まり

AIに毎回同じ説明をして、毎回少しずつ違う出来上がりになる。そこで「3回起きたら型にする」と決めた。指摘も、手作業も、判断も、事故も。3回目は止めずに、その場で型をつくって終える話。

道具の使い分け

本番の夜にAIが使えなかった。犯人は、昼にAIへ頼んだ「資料づくり」だった

夜の勉強会の本番でAIを使うつもりが、その日の利用枠はもう残っていなかった。使い切ったのは、昼にAIへ3回フルで作り直させたスライドづくり。考えなくていい重い作業は、最初から別のAIへ回すことにした話。

実録

「本当に削除しますか?」を出すのをやめた。代わりに8秒だけ「元に戻す」を出す

AIとの会話を整理するたびに出る「本当に削除しますか?」。毎回はいを押すだけの確認を、社長の一言でやめた。消したものは捨てずにゴミ箱へ移し、8秒だけ「元に戻す」を出す。確認の手間を、戻せる仕組みに置き換えた話。

実録

AIの自動報告で、社内チャットが埋まった。報告は1日1本にまとめることにした

15分ごとに動く自動の仕事に、毎回「終わりました」の報告を付けていた。気づけば社内チャットはAIの報告だらけで、大事な連絡が埋もれていた。報告は朝1本にまとめ、すぐ知らせるのは「困ったとき」だけにした実録。

実録

AIが黙っているとき、考えているのか止まっているのか分からない。だから「最後に動いた時刻」を出した

AI社員に仕事を任せると、画面が静かなまま何分も過ぎることがある。考え中なのか、止まっているのか。見分けがつかないので、最後に動いた時刻から緑・黄・赤の3色で出すことにした。止めるかどうかは人が決める、という線も一緒に引いた話。

道具の使い分け

AIが上限で止まったときの「代打」を用意した。5日後、一度も打席に立っていなかった

メインのAIが利用上限で止まったら、別のAIに代わりに動いてもらう。そう作ったはずの仕組みが、作ってから一度も動いていなかった。原因は、代打のAIの『住所』が自動更新で変わっていたこと。保険を掛けたら、使われた記録まで見る話。

実録

AI社員の記憶が、パソコン1台にしか無かった。毎朝のバックアップを3段にした話

AIに覚えさせた知識は、ちゃんとクラウドに残っていると思っていた。調べると、まだ保存していない知識が172件、パソコン1台の中にしか無かった。毎朝自動で3段のバックアップを取り、実際に戻せるかまで確かめた話。

AI社員を作る価値

毎朝9時、AIが自分の仕組みを点検して直している。任せたのは「戻せる直し」だけ

AIに毎朝、自分の仕組みを点検させて改善案を出させている。小さな直しは自動、消す・送る・作り変えるは私の承認。始めてみたら、失敗の8割は『途中で打ち切り』だった。直しを小さく切るまでの実録。

道具の使い分け

記事の見出し画像は、AIに全部描かせない。絵だけAI、文字は型で組む

AIに見出し画像を頼むと、日本語の文字がどうしても崩れる。そこで役割を分けた。絵はAI、文字と配置はあらかじめ決めた型。これで毎朝の投稿に、崩れない画像が自動で付くようになった。

実録

「保存」を押しても保存されない。原因は、見せたものを捨てていたことだった

気になった投稿のURLを貼ると、AIが中身を取ってきて見せてくれる。なのに保存を押すと何も残らない。調べると、見せた中身を捨てて、保存のときにもう一度取りに行っていた。二度手間が空振りを生んでいた話。

道具の使い分け

外部のAIに「おまかせ」で頼むと、古い版に落ちても気づけない

AIの新しい版が出たので切り替えようとしたら、すでに新しい版で動いていた。それ自体は良い知らせだが、「たまたま」だった。相手の既定におまかせしていると、古い版に戻っても誰も気づけない。版を名指しで指定するようにした話。

道具の使い分け

誰をフォローするかではなく「何を知りたいか」で、世界のAI活用を毎朝集める

言語を問わず、世界の人がAIをどう使っているかを毎朝AIに集めさせている。フォローする相手を選ぶのをやめ、知りたいテーマで横断検索する形にした話と、2本目がいつも空振りしていた理由。

AI社員を作る価値

日報は夜に書かない。現場でスマホに投げ込むだけにした

夜にパソコンを開いて日報を書く——その習慣をやめた。現場でメモ・写真・声をスマホから投げ込むと、AIが拾って日報に組み上げる。書く仕事を「残す仕事」に変えた実録。

実録

AIに作らせたノートが、気づいたら消えていた——作業場と本棚を分ける

AIに名著の学習ノートを追加で作らせたのに、あとで開くと以前の中身に戻っていた。原因は「作業場に置いたまま、本棚にしまっていなかった」こと。作った瞬間に本棚へしまわせる仕組みに変えた実録。

道具の使い分け

話題のAI活用術を見たら、真似する前に「手持ちと照合」する

「AIでこんなに回るようになった」という活用術に触れると、つい丸ごと真似したくなる。うちでは分解して手持ちと照合し、足りない差分だけをつくる。照合したら、ほとんど持っていたという話。

実録

寝ている間に、AIに動画講座109本を学ばせた

自分では見きれない動画講座を、夜のうちにAIに全部文字にして読ませ、使える手順書にまとめさせた。途中で3回止まりかけた話と、夜の仕事を任せるときに決めておくこと。

AI社員を作る価値

AIに「自分の声」で書かせるまでにやったこと

AIに投稿や記事の下書きを任せたら、使わない一人称、語りすぎの経歴、古いままの年数が出てきた。注意で直すのをやめて「お手本」と「出す直前の機械チェック」の二段で止めた話。

実録

自動で回っていた仕事が、ある日黙って消えていた

失敗した仕事は知らせてくれる。でも「消えた仕事」は何も言わない。自動の仕事が1週間いなくなっていたのに気づかなかった実録と、そこから足した「いるべきものが、いるか」の点検。

実録

AI社員が増えたら、パソコンが悲鳴を上げた

AI社員と自動の仕事を増やしていったら、ある日パソコンが動かなくなった。犯人は、止めたはずの処理の残骸と、全員が同時に働こうとする状態。AI社員にも「勤務時間」と「同時に何人まで」を決めた話。

道具の使い分け

Claude・ChatGPT(Codex)・Grokを1社でどう使い分けているか

全部のAIを同じように使うと、費用も手間も膨らむ。うちでは「主役は1つ、ほかは場面限定」と決めている。Claudeを主役に、Codexは難問と画像、GrokはXの最新情報だけ。

AI社員を作る価値

AI社員は「人数」ではなく「線」で増やす

AI社員を増やしても、任せていい範囲の線がなければ事故が増えるだけ。「戻せることは進む、戻せないことは止まる」「同じ失敗が3回出たら仕組みにする」——うちで実際に使っている2本の線。

実録

私のAIが「できました」と言った日、何もできていなかった話

AI社員は自信満々に「完了しました」と報告してくる。成功ログなのに2晩何もしていなかった、合格したはずのテストが保存されていなかった——実際に起きたことと、そこから決めた確かめ方。

実録

コードを書けない社長が、5ヶ月でAI社員45人の会社をつくった全記録

コードを書けない経営者が、2026年5月から約5ヶ月でAI社員45人・自動で回る業務97本をつくるまでに考えたことと、失敗から引いた線の記録。